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--------------広島eマガジン VOL.1505 10.18---------------
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こんな日本になったのは、死生観を教えていないから

 昨日、同志社大学専任フェロー 大阪大学名誉教授の加地
伸行博士の講演「日本人の忘れたもの―家族、教育、道徳」
を聞きました。

 今、日本では親子の間で悲惨な事件が沢山起こっています。
どうして、こんな悲惨な事件の起こる国になったのか、それは
日本人はもともと「死生観」を小さい頃から教えてきた文化が
ありましたが、、それがいま無くなったからだと言われていまし
た。

 人間と他の動物とはほとんど一緒でありながら、一点だけ
違うものがある、それは、仲間が亡くなったときにその遺体を
処理するということ。これは人間しかしない行為。

 宗教や宗派によってお葬式やお墓の存在形態などに相違
はあるものの、仲間を弔い遺体を処理をするのは原宗教意
識として、日本人に根付いていた文化。それが今継承されな
くなったのではないか、影が薄くなったのではないかというこ
とだと思います。

 儒教の専門家である加地伸行博士は、中国の憲法には
「子は親を扶養する義務がある」と書かれてあり、それが日
本にないもので、中国がこれから台頭していく要素になるの
でないかと、言われていました。

 講演を聞いた感想として、どうして私達は生まれてきたの
か、それは何となく、バトンリレーではないかというイメージ
が芽生えました。

 どうして、私は船崎家だったのか? それは、船崎という血、
DNAを引き継いで、また子孫にリレーを渡すために、私は
今世生まれてきたような感じを受けました。

 最後に言われたことも印象的だったのですが、これから
具体的に家庭で何をすればいいのか? 

 先祖という意識のためにはお仏壇が各家庭に必要で、つ
たないお勤めでいいから、親が子供にその姿を見せること。
子供に先祖供養の感覚を与えることができ、それで家族が
安定するということでした。

 家庭が安定すると、社会が安定して、そして国家の安定
につながるという話でした。ただ、今のお仏壇は高すぎる
ので、ごく普通の家庭が買えるぐらいの金額にするような
努力もまた、必要とも言われていました。

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