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--------------広島eマガジン
VOL.1480 9.23---------------
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職人達が商売度外視して造った戦艦大和の模型
昨日、広島商工会議所青年部9月例会にて、呉市海事歴史
科学館(大和ミュージアム)の戸高一成館長さんの講演「大和
プロジェクトに賭けた男達の熱き闘い」を聞かせていただきま
した。戸高館長さんの講演は2回目ですが、本当に素晴らしい
話をされ、聞き入ってしまいます。
http://funasaki.net/back/back4/1393.html
今回印象深かったのは、10分の1の模型を作る際の裏話。
10分の1(26メートル)の話が出たときには、100の1(2.5メート
ル)ならばいざしらず、それはとても再現不可能だと戸高さん
は言われたそうです。
それでも呉市の関係者の方々はとにかくやりたいの繰り返し。
その情熱に負けて、できるだけ再現することに挑戦。あらゆる
写真やビデオから大和により近いものを仕上げていきました。
最初の仕様書の見積の金額で、音戸の山本造船さんには
お願いしていたのですが、最終的には物を作るというこだわ
りが、その職人達の中に芽生え商売度外視して完成度の高
いものへの執着へと変わっていったそうです。
戸高館長さんが「そこまでやらなくてもいいのに・・・」という
ようなところにまで再現し、「あの大和を作った物作りへの執
念とこだわりのある街の人」だと、驚かされたそうです。
そして、苦慮したのは資料の全くないような箇所。平面だと
何らかの方法でごまかすことも考えられますが、立体はそれ
はできません。それでどうしたかといいますと、当時の設計者
だったら、恐らくこうしていたであろうという推察のもとに作ら
れたそうです。
それもまた大和を作った呉の人の中に、物作りというDNA
がちゃんと引き継がれているという証なのかもしれません。
だからこそ、あの10分の1の大和があんなにも凛々しく存在
感のあるものになっている理由がわかったような気がします。
http://funasaki.net/tk/20050803/
当初、大目に見積もっても入館者は初年度40万人も来れば
大成功と思っていた大和ミュージアムは、開館5ヶ月ですでに
80万人を突破し、12月には100万人が見込まれているそうです。
そこには、実は大和だけではない、余り触れられない昭和の
歴史展示、「船をつくる技術」展示。そして未来への展示など、
非常にバランスの取れた科学館を完成させた多くの方の知恵
と努力の結晶によるものだと思います。
http://funasaki.net/back/back4/1429.html
当分は大勢の入館者だから、地元の方はもう少し落ち着い
てからということも囁かれているそうではありますが、あの大
和を見てそばにいるだけで、物作りにこだわる呉の職人達の
大いなるエネルギーを授かるような気がしています。
広島商工会議所青年部では、このような素晴らしい方の講
演例会を定期的に開催しております。対象は、広島商工会議
所の会員事業所の代表者、もしくは代表者が推薦する役員又
はこれに準ずる方で、平成17年4月1日時点で年齢が満20歳
以上45歳以下の方という制約はありますが、とってもおすす
めの組織体であります。
http://www.h-yeg.jp/
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船崎賀秀 GASHU
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