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--------------広島eマガジン VOL.516  2.2-----------------
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*広島出身・東京在住の合田省一郎氏の不定期連載エッセイ
    トランスローカルでGoだぁ!
           第3回 「讃岐うどん雑感 その1」

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*その前に、重要な予告があります。

2月5日の水曜日(11:00 - 16:00)、広島市南区比治山本町の
広島県立広島産業会館 西館 第3展示場において開催される
「広島商工会議所青年部 広島ビジネスフェスティバル2003」に、
広島ネットマガジン、広島eマガジンがブース出展いたします。

友人の風水師も午後1時から3時まで、ブースにて来ていただくこと
になっており、たまに広島eマガジンに登場する起業家志望の女子
大生も午後から、応援に来てもらう予定になっております。

しかも、なんと、午後2時以降、行われる10分間の企業プレゼンテ
ーションにも出場することになっています。もし、よろしかったら、
会場にお越しいただけたらと思っております。入場無料。
詳細は、返信メール、もしくは、090-2290-2345まで。
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 東京に出てきたとき何が嬉しかったといって、電車の中で堂々とス
ポーツ新聞のエッチなページを開いても、みんなやってるので恥ずか
しくなかったことだが、そんなことと今回私が書きたいことは何の関
係も無い。このメールマガジンの読者さまは朝一番に日経を読み、
電車の中ではプレジデントやら東洋経済やらの経済情報誌をくまなく
チェックという方々だと思うので、既にご存知とは思うが東京は今「讃
岐うどんブーム」である。

 これがまあ結構とんでもない勢いで、どこの主要駅ないしは駅近に
も「立ち食い讃岐うどん」ができ、しかも行列が出来ている。弊社東京
本部のすぐ近くにもつい最近、突然音も立てずに出現し、瞬く間に行
列が出来ている。
 
 システムはどこも同じでトレ−を持って列に並び、まずはうどん玉の
数・タイプ(温・冷・釜揚など)を伝えてそれの入った丼を受け取り、前
に進みながら天ぷらやらあげやらの具材をのせたり、おにぎりを取っ
たりして、最後に待ちうけているレジのぶさいくなおばちゃんにチェッ
クを受けて精算するという、セルフサービスおばちゃんチェック・シス
テムである。ちなみに具材やおにぎりは選り取りミドリだが、ぶさいく
なおばちゃんは、どこへ行っても似たり拠ったりである。

 値段はうどん玉1個のカケならば、出汁つきで180円。それでまず
は「安い!」と安心させておいて、いくらなんでもそれでは寂しいので
あげを入れ、前に進むとなぜかコロッケが気になるので入れ、さらに
前に進む頃には、出汁のいい匂いで空腹中枢が刺激されて、思わず
稲荷に手が伸びて、おにぎりを見つけた日にはうどん玉を食った後の
残り出汁にメシを入れて食う幸せを見逃すわけに行かない義務感に
取りつかれ、到着地点でチェックおばちゃんのぶさいくな顔と結局、
600円を超えるレジの表示に思わずギョッとする、ダブルショック戦法
である。

 とはいえランチ1000当たり前、800円でおいしいと評判ならばいう
までもなく大行列、の東京にあってはやはりコストパフォーマンスはよ
く、寂しい私達おとうさんのお財布の大きな味方ではある。まあ何より
も押し並べておいしいですしね。でも味の話はまたいつか。

 それにしてもバブル期は必ず、毎年のように特定されるジャンルない
しは食材の大ブームがやってきていた。古くは1986年頃の激辛カレ
ー、その後激辛スナックが有象無象に出てきて、大学のときゼミの論
文で「激辛ブーム」を分析したことが思い起こされる。

 並行して博多モツ鍋なんてのも流行ったなあ。続いては1990年をピ
ークとするボージョレ−ヌーボー、これは凄かった。当時いくつのパーテ
ィーのお手伝いしたり、出席したりしたことか。さらにはその直後のティ
ラミス、ナタデココとデザートブームが登場。

 あの頃なんで無理してあんな辛いモノ食べてたのでしょう? あんな
にたくさんあった博多モツ鍋のお店はどこへ行ったんでしょう? 当時
みんなにうまいうまいと飲まれていたボージョレ−が、見向きもされな
くなってしまったのはなぜなのでしょう。一瓶のナタデココを求めて何軒
ものデパ地下を探し回ってた奥様方はどこへ行ったのでしょう。

 で、バブルがはじけてからは食品ブームというよりは、デフレ現象フー
ドバージョンとして、牛丼やハンバーガーの安売り競争がマスコミの記事
を飾り、空気が入って100円高い(笑)、スターバックスカフェの異様な多
店舗展開が日本を征服し、挙句の果てが究極のデフレ現象とも思えるス
ローフード。

 そこへふらっと登場した「讃岐うどん」ブーム。なんかその語感や佇まい
がのほほんとしていて好きなのですが、フランチャイズの経営者やオーナ
ーさん、追随しようとしている人達は「今だ」とばかり目の色が変わってい
ることでしょう。もうそろそろ広島へもその目の色が届く頃だと思います、
もう届いてるかも。

 僕らはまた10年も経つと、「何であの頃うどんばっかり食べてたのだろ
う」と思うのでしょうか? 思うのでしょうね。今は本当にうまいと思って食
べているのに。讃岐うどんにカコつけて食べ物ブームを回顧しながら人間
とはつくづく欲深い生き物だなあと思いつつ、そんな僕らが大好きです。

合田省一郎 Goda,Seiichiro
 1965年生まれ。中学、高校おまけに大学まで修道出身。大学在学中よ
りINAXスペース広島企画委員で丁稚奉公、その後ワイン酒屋のダメアル
バイト、お医者さんの邪魔な居候などを経て在広広告代理店に勤務。

 1996年上京しレコードメーカー入社。1998年何を思ったか吉本興業
入社・東京勤務で現在に至る。趣味はポケットビリヤード、好みはぽっちゃ
り型。

 今までに食べた立ち食いうどんの中で最もおいしかったのは、市民球場
スコアボード裏のカープうどん。できれば1977年当時のものを推したい。
半身のかき揚天ぷらにはオキアミが2個入っているだけ、ソフト麺のうどん
はのびのび。でもいつ食ってもおいしかったなあ。今でも「麺はやわらかく」
ってオーダーしちゃうもんなあ。衣笠がツーラン打った瞬間にうどんが鼻か
ら出てきたことがあったなあ…。