HIROSHIMA NET MAGAZINE 11/16
ライフ・レポート その23
時代を見据えろ
公開中の日本映画「梟の城」は「時代と戦え」という、とってもかっこいいキャ
ッチコピーでしたので見に行きましたが、映画としては正直言っていまいちでした。
でも、このキャッチは本当にとってもかっこいいと思います。今の私の心境は、
「時代を見据えろ」です。
18世紀から19世紀にかけて、産業革命が世界を大きく変えました。そして、い
まその産業革命に匹敵する、あるいはそれ以上の革命が起ころうとしています。情
報革命とも、デジタル革命とも言われていますが、それに付随して流通革命、物流
革命も確実に進行しています。
インターネットの仮想商店街(バーチャル・ショッピング・モール)の成功例と
して「楽天市場」があります。私達は、以前からその存在は知っていて、そんなに
関心を持っていませんでした。商品がインターネット上で売れるまで、状況が熟し
ていないと思っていたからです。ところが、この楽天市場は現在1400店舗が出店
し、月間出店料が5万円ですから、月商7000万円となります。運営会社の楽天は今
月下旬、出店者に店舗経営の仕方などを講義する「楽天大学」を東京・代官山に開
校するほど、とにかく、いま話題の的の存在です。
ただ、実はこの楽天市場に出店している企業が本当に儲かっているのか、どうか
は疑問です。先日東京の知人と会い、この話題になりました。その人は、まだ400
店舗ぐらいのときに出店したのですが「儲けているのは、楽天市場そのものだ」と
いう指摘をしていました。
ところで、その人と会うことになったのは、あるネットワーク・ビジネスの普及
のため。以前から、ネットワーク・ビジネスについてはここでも述べてきましたが、
私は最近「これから2つのネットが時代を変える」と思っています。一つはインタ
ーネット、そしてもう一つがネットワーク・ビジネス。例えば、自動車販売を考え
ても、まずインターネットでの直販は進展します。そして、ネットワーク・マーケ
ティング・カンパニーと組んで、車を販売するということも、お互いにメリットの
ある話です。アウトソーシングという言葉があります。物を作り、販売は外部に依
託するのは当たり前で、その方法としてデジタル空間と、口コミ・ネットワークの
双方に特化していくのが、これからだと思います。
相変らず、ネットワーク・ビジネスに関して誤解や偏見があるのも承知していま
す。でも実際には、日本の各自動車メーカーは、ネットワーク・マーケティング・
カンパニーに商品を提供しているのは事実で、ゆくゆくは、トヨタやソニーが、本
格的にネットワーク・マーケティングの手法を自社で取り組みこともあるかもしれ
ません。ソニーでは社員研修のカリキュラムの一つにネットワーク・マーケティン
グを学ぶことが入っているという話もありますし、ハーバードなどアメリカを代表
する大学で、マルチ・レベル・マーケティング論は実際に教えられ、そして人気の
あるカリキュラムになっているそうです。
いつもながら、くとくど書いてしまいました。時代は確実に進展しています。私
が注目しているアメリカのネットワーク・マーケティング・カンパニーのインター
ネット・マルチメディアを専門とする子会社が来年2月に上陸、日本での提携プロ
バイダーが@ニフティに決定しました。日本の富士通がアメリカのネットワーク・
マーケティング・カンパニーと全面提携をした形です。そんな時代に入っていると
いうことを十分ご認識して、その時代の変化をどうか見据えていただきたいと思っ
ております。