HIROSHIMA NET MAGAZINE 7/13

ライフ・レポート その14

スター・ウォーズ エピソード1 解釈

 公開された土曜日に日本語版を見て、実は余りピンとこなくて、12日の月曜日、
字幕スーパー版を見に行きました。超娯楽大作で、非常によく出来ていて、感心す
るばかりです。余り深く考えることなく見ると、本当に楽しめる映画だと思います。
でも、個人的には気になる部分もありますので、ちょっとばかり感想を延べさせて
いただきます。

 「遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・」で始まるこの物語は、フィクション
なのですが、実は本当に私達の過去の物語のような印象を受けました。地球人の起
源は、宇宙から来た生命体であるということもいわれており、まさにスター・ウォー
ズは、私達のはるか遠い祖先が行ってきた戦いの歴史なのかもしれません。ついで
に笑われるかもしれませんが、私の名字の船崎の「船」は、船頭から来ていると思っ
ていましたが、映画の中で「ship」と言われた瞬間、私の体がビクッに反応し、私
の船は宇宙船の船から来ているのではないかという気がしました。

 銀河の平和と正義の守護者であるジェダイの騎士も、自分の星を守ろうとするア
ミダラ女王も本当にかっこよくて、ああいう人になりたいと思います。でも、どう
しても、戦う相手というものが存在しているのも事実です。もっとも、この映画で
は実際に銃を向けるのは機械です。その中で唯一、人と戦うシーンがあります。ま
るで、黒沢映画のようでもありますが、本当にかっこいい戦闘シーンだと思います。

 ジェダイの宿敵というのがその相手なのですが、考えなければならないのは、
フォースの力を備えて、純真な少年が、ゆくゆく同じように、心を暗黒面(ダーク・
サイド)に支配され、ジェダイの敵になってしまうということ。ある大学教授が、
このスター・ウォーズ エピソード1に関して、「絶対的な善と絶対的な悪の存在
を無条件に前提としている神話的な映画だ」とコメントしています。

 絶対的な善と、絶対的な悪の違いって、本当に紙一重だと思います。人間が精神
的に弱い生き物である限り、いつも悪の誘いというものはありますし、時として、
善になったり、悪になったり、揺れ動いたりもするものだと思います。

 また、スター・ウォーズにおいて、私が以前から大いに関心を持っているのは
「フォース」の存在。パンフレットには「ジェダイは当初、哲学的な研究集団とし
て創設され、フォースと呼ばれる神秘的なエネルギー場について、何世紀にもわたっ
て考察を重ねてきた。フォースについての理解が進むと、その力を使って人々を助
けるようになり、2万5千年もの間、ジェダイ騎士は銀河系共和国の自由と正義の守
護者として奉仕してきた」と、書いてあります。

 フォースって、実は誰でも持っているものだと思います。それに気がつかないだ
けだと思います。でも、誰かを助けよう、誰かの役に立とうと思ったら、あるいは
誰かを愛したら、その自分の内なるフォースをきっと、自覚する時が来るような気
がします。あとは、そのフォースの使い方を間違えさえしなければ、きっと、その
人のとっても、自分にとっても、非常に価値のあるフォースになると思っています。

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