HIROSHIMA NET MAGAZINE 5/18

ライフ・レポート その10

チャレンジする気持ち

 5月16日、アステールプラザ中ホールで、大阪の障害者の劇団「態変」のステー
ジを見に行ってきました。以前から注目していた劇団で、内容も良かったですが、
いろいろな体験がありました。舞台が終わってロビーに出ると、多くの車椅子の障
害者を中心にロビーがごった返していました。演劇という文化エンターテイメント・
イベントで、こんなにも多くの障害者の人が集結した姿は圧巻でしたね。

   実は、私も同じマンションに住む車椅子の友人と見に行ったのですが、終わっ
て一階の喫茶店でお茶を飲み、またホールの前を通ると、これがまた大人数の車椅
子に乗った人の集まりでした。よく見ると、今度は出演者が集まっていました。と
にかく、こんなに大勢の車椅子の人を見たのは初めての経験でした。このステージ
には、地元広島から約30人の障害者もエキストラ出演していて、17日の中国新聞
にはエキストラ出演した16歳の女性が「緊張したが最後の拍手が気持ち良かった。
また舞台に立ちたい」と笑顔で話していたというコメントが載っていました。

 劇団態変の金満里代表が「障害者だって、表現したっていいじゃないか」という
思いで、この劇団をスタートさせました。その思いが多くの障害者に、チャレンジ
する気持ちをかき立てました。私の回りでもレベルの違いはあるにせよ、最近そん
な風が吹いてきた感じがします。

 私はあるネットワーク・ビジネスを研究しており、その関係で4月28日、80人位
の前でちょっとした講演をしました。それを見た私の友人が、「自分も人前で話し
てみたい」という心情となり、彼と一緒に5月26日に、ミニ講演会を開くことにな
りました。その話をまた、別の友人に話したら、彼女も「司会をしてみたい」とい
うことになり、新しいものにチャレンジしたいという願いから、「ニューライフ・
チャレンジ・サークル」という名称を思い付きました。

 実は彼女の場合は伏線があって、4月28日にお願いした司会した女性の影響を強
く受けているようです。この女性は大手企業のOLを辞職して、自分のやりたい司会
業にチャレンジしたとってもかっこいい女性で、4月28日の司会も抜群でした。終
わってから「今日の司会はとっても良かったねえ」とみんなに言われましたが、で
も考えてみたら、それだけ上手になるのに、これまで大いなる努力をされた結果だ
と思います。

 結果はいいのに越したことはありませんが、もっと大切なのは何かにチャレンジ
することだと思います。例えどんな結果になっても、挑戦する姿は人に感動を与え
ます。5月26日はとっても小規模な催しですが、これまで決して人前で話す機会の
なかった友人2人が、自分の思いを一生懸命伝えようとチャレンジします。その出
来がいいとか、悪いとか関係なく、チャレンジする気持ちに何かを感じ取っていた
だけるのではないかと思います。そして、聞いた人の心を揺れ動かし、また何かの
新しいチャレンジに伝染していけばいいなあと思っています。

 平成不況真只中、これからも経済環境は厳しくなるばかりですが、だからこそ、
いま、チャレンジする気持ちが本当に大切なのではないかと思っております。

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