HIROSHIMA NET MAGAZINE 4/4

ライフ・レポート その7

ネットワーク統合の時代へ

 時代のトレンドに一番敏感だと個人的に思っている日経流通新聞の4月3日号の
第1面は、「プロバイダー比較」でした。ここにきて、また、インターネットが普
及している感じを受けています。デザイナーの友人のところにも、ホームページ作
成に引き合いが結構あるみたいで、いよいよ日本もインターネットの本格的な時代
に突入しているような気がします。

 先日、インターネットのメーリングリストに、神奈川県の日和ちゃんという1歳
5ヶ月の女の子があと2カ月の命と診断され、心臓移植をするために、ドイツのバー
ドユーンハウゼン心臓病センターに4月5日出発するに際して、募金活動をしている
というメールがアップされました。実は、このバードユーンハウゼン心臓病センタ
ーには、私がお世話になっている方の弟さんが、教授として活躍されていることを
思いだし、これも何かの縁だと思って、サポートしています。
(詳細は、http://www.urban.ne.jp/home/funasaki/hiyori/

 といっても、私がこの広島ネットマガジンを電子メールを使って送信させていた
だいている100人余りの人に向けて、この情報をそのまま流しただけですが、それ
に要する時間は1分もかからないし、電話料金もほとんどかかりません。ところが、
これをアナログのFAXで送信しようとすると、A43枚で3分、100件で300分、なん
と5時間かかりますし、1件10円だとしても1000円かかります。アナログからデジ
タルに移行するということは、時間とコストの概念を根底から変化させるというも
のです。

 このデジタルの概念をビジネスに活用しようというのが、「電子商取引=EC」と
なりますが、3月30日号の日本経済新聞の第2面12頁立てで「電子商取引元年・広
がる商機」という特集記事がありました。そこには、こんなことが書かれています。

「米ビザ・インターナショナルが発表した調査によると、日本のEC市場は98年で
49億ドルだったのが、5年後には24倍の1153億ドルに達するという。調査対象17
カ国の中でも、日本の伸び率が高く、年率88%。」

「どんな業種であれ、いまの段階でインターネット、あるいはECについて全く戦略
がない企業は時代遅れ。企業が21世紀に生き残るためにはECに取り組むしか道はな
い。」

 この日経の特集記事がそれで当たっているのですが、実は電子商取引を加速させ
る事態が、いま水面化で進行しています。それは、コンピュータ・ネットワーク・
カンパニーと、ネットワーク・マーケティング・カンパニーの融合です。世界最大
の口コミ販売会社が、西暦2000年にマイクロソフト社との提携を発表したそうで
す。時代は明かに電子商取引ですが、もし、100万人以上の会員組織を持つネット
ワーク・マーケティング・カンパニーが先進コンピュータ・テクノロジー企業と手
を組んで、電子商取引の世界に入っていったら、一体どうなるでしょうか。

 メーカーと称されるものは、こぞって、電子商取引の世界に入ってきます。ナイ
キにしても、シャネルにしても、別にいまのデパートとかの店舗流通でなくても、
年間出荷数をもし、インターネットのオンライン・ショッピングで確保できるとし
たら、そちらにシフトしてくるのは目に見えています。デジタルの世界に入った方
が、はるかにコストが少なくても済むということが彼らはわかっていますし、今は
タイミングを待っている段階だと思います。

 もちろん、問屋とか流通業界は、大打撃を受けることになります。ダイエーが瀕
死の重傷にあえぎ、百貨店がどんどん淘汰されようとしている今、電子流通はそれ
らの生命線をどこかで分断させるだけの怖さももちろん、合わせ持っています。失
業者が残念ながら、300万人を超えました。そして、電子流通はますます、それを
増やしていく結果になると思います。

 ただ、リストラとか失業は、また、新しい何かを獲得するチャンスだと思ってい
ます。今までの常識が通用しなくなり、新しい何かを模索するタイミングに入って
きました。ということは、どちらにしても、社会は大きく様変わりするわけですか
ら、その変化を逸早くつかんで、新しい世界に向けて、動きだす時期になっている
気がします。そういったことの情報提供を目的としたニュービジネスセミナーを
4月28日、開催します。是非、お越しいただけたらと思っております。

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