HIROSHIMA NET MAGAZINE 1/25
ライフ・レポート その27
加速するIT革命
以前から、日経流通新聞って面白いなあと思っていましたが、1月25日付けの
日経流通新聞は、本当に面白いです。毎週火曜日の2面は、「サイバー市場」とい
う面になっていますが、この日の23面はとってもいい内容です。前にも書きまし
たが、この正月何冊か本を読みましたが、その中に米国商務省がまとめた「デジタ
ル・エコノミー1、2」も勉強になった本です。その訳をされた湘南エコノメトリ
スク社長の室田泰弘さんが、「収益逓増で勝つ 加速する米IT革命 技術力、巨額投
資に強み」という文章をまとめています。
この「デジタル・エコノミー1、2」を読んでいるからかもしれませんが、本当
にこの文章は凄い内容です。ちょっと長くなりますが、象徴的な文章を転載してみ
ます。
何人かの日本企業の管理職に会う機会があった。興味深かったのは、アメリカの
情報技術(IT)化の進展に対し、一様に戸惑いの表情が見受けられたことである。
おそらく、「この変化をどうとられるべきか。それにどう対処すればよいのか」と
いったことを模索されているからだろう。確かに同報告書に見られるように、90年
代半ばに米国で始まったIT革命は、日本企業にとっても無視したり、避けて通るこ
とのできない段階に達している。
この革命は、産業革命に匹敵、あるいはそれ以上の経済的、社会的なインパクト
をもたらします。それにも関わらず、地方都市広島にいると、その感覚が麻痺して
いるというのか、まだ見ぬ社会の変化に対する洞察や分析、予測などが余りにも遅
れているような感じを受けています。このまま行けば、確実に広島は、IT革命につ
いていくことが出来ずに、地盤沈下した街になってしまうことが考えられます。
ヤフーが1億円の株価をつけました。あれは、バブル以外の何物でもありません。
でも、そういったIT関連株の動きだけを見るのではなく、実際に現場で何がどう変
わろうとしているのかに関心を寄せるべきだと思います。
同じく日経流通新聞のネタですが、1月22日には「米流通業 ネット一色 店舗と
の連動武器」という記事が掲載されています。その最後には、こういう感じで結ば
れています。
空前の好景気下で業績を伸ばす小売業は、次の成長の糧をネットに求めた。
「従来型の小売業が店舗の強みとネット事業を連動させれば、ネット専業は駆逐
できる。2010年にはネット専門の小売業はなくなる」との強気論も会場では聞か
れた。
かつては、アメリカで起こっていることがしばらくして、ようやく日本に来たと
いう感じがありましたが、いまはそんなにタイム・ラグはありません。確実に日本
社会もIT革命に向かって、進行中です。これから、日本社会が、広島の状況が、
IT革命によって、インターネット革命によって、どう変貌していくのかを調査・
研究するような組織を作りたいなあといま、考えております。というか、そういっ
た研究機関が積極的に広島の企業、ビジネスマンの情報革命への対応をサポートし
ていくような動きを見せないと、本当にやばいことになってしまうのではないかと
思っております。