HIROSHIMA NET MAGAZINE 1/11
ライフ・レポート その26
インターネット+ ONE to ONE マーケティング
年明けの新聞もまあ、いろいろありましたね。1月2日の「朝まで生テレビ」でも、
さかんにIT(インフォメーション・テクノロジー=情報技術)のことをさかんに言
っていましたし、正月の各紙、そして年明けのインターネット・ビジネス絡みの動
きも沢山あって、賑やかでした。
なかでも注目されるのは、1月7日の新聞で報じられている、セブンーイレブン・
ジャパンなど8社がインターネット販売のために合弁会社を作り、8000店に端末を
設置するというニュース。となると、ローソンも同じようにやってくるだろうし、
いよいよ、日本のインターネット販売が台頭してくるという動きになりそうな気配
です。
実は、インターネット販売と絡んで、注意しておくべきなのは、新しいマーケテ
ィング手法の「ONE to ONE マーケティング」。ダイヤモンド社から発行されてい
る、「ONE to ONE マーケティングー顧客リレーションシップ戦略」という本を途
中まで読んでいますが、面白いです。初版は1995年3月ですが、すでに17版が発
行。その序文には、このように書かれています。
今や情報テクノロジーの発展により、企業は顧客「一人一人」を把握し、彼らと
1対1で対話を続け、そして個別の仕様に従ってカスタマイズした製品・サービスを
提供することが可能となっている。これがワン・トゥ・ワン・マーケティングであ
る。その原理はこれまでのものとまったく異なっている。それは新しい競争のパラ
ダイムである。
そして、1月9日の中国新聞には、家電量販店のデオデオ(広島市中区)が昨年
12月から始めた「サイバーシティ」の記事が掲載されています。これはメンバーが
登録すると、購買実績や家族構成など個人データを分析して、一人ひとりのニーズ
に合った商品情報を提供していく「ワン・トゥ・ワン・マーケティング」と呼ばれ
る手法で全国で初めて本格導入したと、報じています。
インターネット直販に、顧客のデータを蓄積していくONE to ONE マーケティン
グがドッキングし、確実に「e-コマース=EC」(エレクトロニック・コマース=
電子商取引)が勢力を伸ばしていくことになります。ECが本当に根付くかどうか、
疑問視されていますが、キーワードは価格だと思います。同新聞の記事中、
妹尾芳隆マルチメディア・ビジネス事業部長は「店舗コストがかからない分、
ネット販売のお得意客には店頭以上に価格を下げる」と言っています。
もし、トイザらスのおもちゃが、ネット上だと店頭の10%引きだとあなたはどう
しますか? 店頭で購入されますか? それとも、店頭で確認し、あるいは確認せ
ずとも、恐らくネットで購入されると思います。そんな状況にいまアメリカは入っ
ているそうです。